オリーブオイルと言っても食べるやつとは全然違います

オリーブオイルは肌に優しいため、ポイントメイク落としなど様々な用途でスキンケアに使用することができます。
ここで出てくるのが「食用のオリーブオイルを使ってもいいの?」という疑問です。
実は、食用のオリーブオイルをスキンケアに用いるのはとても危険なんですよ。
そこで今回は、食用のオリーブオイルをスキンケアに使ってはいけない理由についてお伝えします。
★食べれるから安心は間違い!
食用のオリーブオイルを使う方の意見としてよく耳にするのが「食べれるから安心だよね」という声です。
実はこの解釈は大きな間違いなんですよ。
「食べられる」と「肌に刺激にならない」はイコールではありません。
実際に、山芋など食べられる食品の中には、肌に触れるとかゆみやかぶれを引き起こすものもたくさんありますよね。
食用とスキンケア用には大きな違いがあるんですよ。
★食用の基準と化粧品の基準は違う
食用は「食べられること」を目的に作られ、化粧品は「肌に塗ること」を目的に作られます。
目的が違えば、作るときの基準も変わってきます。
オイルの中には、食品グレード、化粧品グレード、医薬品グレードに分けられるものがあります。
それぞれのグレードでは使う目的に合わせて、作る基準が厳しく管理されています。
具体的には、不純物の量です。
不純物は食べ物の栄養素やコクなどにもなるため、美味しさを重視する食品グレードよりも肌への刺激の低さを重視する化粧品グレードの方が一般的には不純物が少なくなります。
医薬品グレードでは、そこからさらに不純物を取り除いて純度が増しています。
つまり、「食べられる」安全性と「肌につけてもトラブルを起こさない」安全性は全くの別物なんですよ。
★食用オリーブオイルで肌トラブルが起きる?!
美味しさを重視した食用オリーブオイルをスキンケアに使うと、肌には様々な悪影響が出てしまいます。
食用のオリーブオイルには、新鮮な美味しさを追求し、ろ過をせずに「とれたて」「搾りたて」を売りにしているオイルもたくさんあります。
ろ過をしていても、化粧品グレードと比較するとやはり不純物の量が多くなります。
これらの不純物は、食べたときは、体内の酵素などで消化・分解されるため、体に悪影響を与えませんが、肌では分解できないため、ダイレクトに刺激を与えます。
不純物が残ったオリーブオイルを肌につけると、不純物によってアレルギーやかぶれを引き起こしてしまうこともあるのです。
実際に食用のオイルをスキンケアに使ってひどいかぶれを起こしたという方もいらっしゃるんですよ。
★スキンケアにはスキンケア用のオイルを使おう!
スキンケア用のオリーブオイルは、食用とは違い、肌に刺激になる不純物を取り除いています。
また、肌へのなじみや浸透力なども考慮して管理されたり作られたりしているんですよ。
食用や化粧品用など様々なグレードがある商品は、使う目的に応じて使い分けることが大切です。
スキンケアには、スキンケア用のオリーブオイルを使ってくださいね。
おすすめ記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。